地上権と土地賃借権は、字面を見るだけではそれぞれがどんな権利なのか、何が違うのかよくわかりませんね。特に地上権の方は耳慣れないかもしれませんが、簡単にいうと建物や樹木などを所有するために他人(持ち主)の土地を使用する権利のことです。

土地賃借権の方も、他人の土地を使用収益する権利ということではありますが、この2つには建替や事情ができて手放したい場合の譲渡、一時的な転貸を行う際に違いが出てくることになります。地上権はより強い権利といえ、土地所有者の承諾なしで譲渡や賃貸などが可能です。

それに対し、賃借権の方は、売却や転貸、建替を行おうと思うと、土地所有者の承諾が必要になり、さらにその承諾を得る際には、慣習的に借地権価格の1割程度の承諾料を支払うことになっています。ですから、借地権と一口に言っても、どちらに当たるのかしっかり確認することが大切ですね。それではもう1つの大きな疑問、「期間」に関する部分にも触れてみましょう。実は、適用される法律によって違いが出てきてしまいます。

借地法(旧法)適用の借地権と法改正により1992年8月1日に施工された「借地借家法」(新法)適用の借地権です。現在中古市場で流通している借地権付き物件は、まだまだ多くは旧法適用のものですが、かなり混在していると思われますので、こちらもしっかり確認しておくことが大切です。

参考資料《http://www.syakuchi-soudan.com/souzoku.html
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